宝くじ・ビンゴ5捕物控/サポートソフト
■エクセルで探索するビンゴ5の数字のゆくえ
■宝くじ・ビンゴ5捕物控■ Ver1.02
出現率について
宝くじ・ビンゴ5は、タテ・ヨコ3マスずつ計9個のマス目のうち、中央の(FREE/フリースポット)を除く8個のマス目に入る数字を予想する数字選択式宝くじです。8個のマス目には予め[1]から[40]までの数字が各マスに5個ずつ割り当てられているので、各マスでの数字の出現率は5分の1、数値にすると(0.200)となります。これをミニロトと比較してみると、ミニロトは1回の抽選で31個の数字の中からボーナス数字も含めて6個の数字を抽出しているので各数字の出現率は31分の6、数値にすると(0.193)となり数値的には差がありません。
しかしミニロトは1回の抽選で6個の数字を抽出するとはいえ、予想の対象となる数字は31個ですから、どうしても抽出から漏れ続ける数字が出る確率は高い、つまり各数字の出現率に偏りが出る傾向は否めません。対してビンゴ5は、40個の数字があるとはいえ各マスにおける予想の対象となる数字は5個と少ないので、出現率の差が出難いだろうというのが本ソフトの考え方です。簡単にいえばビンゴ5は5個の数字が頻繁に出現したり、しなかったりを繰り返している状態で、仮にある数字の出現率が基準の(0.200)を大きく上回ったり下回ったりする事があっても、その周期が非常に短いため一定の限界値に達すると、逆に転じるのではないかという考え方です。本ソフトはこの点にこだわり、各数字の出現限界と非出現限界を念頭に予想作業ができるように注力しました。
基本的な予想作業の流れとデータの見方
本ソフトの利用手順について、基本的な予想作業の流れと各データの活用例を紹介します。
①先ず、予想作業の前提として全てのデータが最新のデータに更新されている必要があります。シート[kekka]の<ビンゴ5抽選結果>が最新のデータになっているなら、シート[Syutsu]およびシート[Kaisu]は自動的に更新されているので、シート[Aisyo]、シート[Pair]、シート[Match]の順にデータを更新していきます。
②最後にシート[Yoso]の<各数字の最新分析データ>を更新します。ここから予想作業に入ります。

③上図の<各数字の最新分析データ>で注目すべきは各数字のポイントです。これは各数字の直近過去10回と5回の出現状況を調べ、それぞれの数字が持っている出現率と照らし合わせて達成率という形で、各数字のその時々における出現力というか出現への勢いを数値化したものです。特に本ソフトでは、数字の勢いを見るために過去5回の出現状況を重視する数値化を試みています。
④従って各ブロックではポイント上位の2つの数字が注目数字ということになります。上図の例でいえば[3][4]、[8][9]、[12][15]、[19][17]、[23][22]、[27][28]、[33][31]、[37][39]が該当数字となります。
⑤これらを一つずつ検討していく訳ですが、ここでは幾つかのブロックを見ていきます。最初のブロック[3][4]の出現率(平均は0.200)を見ると0.194と0.155ですから、二つの数字はまだまだ出現する余力ありと見ることが出来そうです。とくに[3]の直近20回における出現状況をみると上昇傾向を示す記号が続いており、[4]は前回出たばかりで0.155という数字ですから出現軌道に転じたか?で要注意、問題は23回非出現を続けている[1]をどう考えるかです。出現率は0.182で充分に下がりきったようですが、ここでシート[Level]を見てみます。

上図で[1]の出現率推移をみると201回以降の最大が0.200で最小が0.181となっており、底に達した感がありますが過去200回の統計では最小が0.175ですから、まだまだ底があるという見方もできます。そこで念のためにシート[Rireki]もみておきます。
をいます。しょうて○、なっていますから、が、[][][][][][][][][]たの全出現回数と平均出現回数、最近5回の出現傾向および最新の非出現回数(空白回数)グラフなど、数字の出現・非出現状況が一目で分かるようにしたものです。

直近5回の出現傾向と非出現(空白)回数グラフ
各数字の全出現回数と平均出現回数、最近5回の出現傾向および最新の非出現回数(空白回数)グラフなど、数字の出現・非出現状況が一目で分かるようにしたものです。

非出現(空白)回数記録履歴
各数字の出現特性を知るために非出現(空白)回数の記録を取ったものです。記録に際しては出現率が5分の1という事から倍の10回を超えても出現しなかった時点から数字を追跡し、非出現(空白)回数が11回以上を記録した数字の期間と回数を履歴として残すようにしました。
その狙いは、例えば前掲の<非出現回数(空白回数)グラフ>で[1]・[21]・[32]のように非出現(空白)回数を伸ばしている数字を検討する時、この数字は非出現に陥りやすい数字なのか、陥りやすいとすれば過去にどんな回数を残しているのか、といった特性を参考にすることが出来るなど様々にあります。
ビンゴラインの数字相性チェック
[kekka]の抽選結果から発生する(毎回28組の)出現数字の組合せを形成した[Aisho]シートを基に、[Pair]シートでは全700通りの数字の組合せを相性として統計していますが、ここでは特にタテ・ヨコ・ナナメのビンゴラインに直結する数字同士の相性をクローズアップしたものです。
例えば[A]のブロックでは、左上のマス目([1]~[5])と右下のマス目([36]~[40])で出来るナナメのビンゴラインを検討する際、相性としてどの数字の組合せが良いのかひと目で分かるようになっています。具体的には[37]の相手探しをする場合、最も相性が良いのは17回を記録している[2]が1番手になり、次は15回を記録している[5]ということになり、逆に[1]は5回であまりおススメ出来ない数字ということがわかります。

[過去10回の数値を見える化して予想資料としてまとめた最新分析データ]
直近で過去20回の数字の動向分析をした[Syutsu]シートのデータを基に、特に過去10回の数値にスポットを当て実践的な予想資料としてまとめたシートです。下の表は左右のブロックが、それぞれビンゴラインの位置関係にある数字群ですが、これを参考に具体的な活用例を紹介してみたいと思います。
まず[1]~[5]のブロックを見ると7段階のボックスの中に小数点付きの数字が入っています。これは[Syutsu]シートの(M列)にあるトータルという数字で、直近10回の達成率(H列)に直近5回の達成率(K列)を加えたものですが、この時直近5回の勢いを見るために(K列)の数値には1.375を乗じています。例えば[3]の4.39について説明すると、[3]は10回の達成率が1.55で5回の達成率が2.06ですから1.55+(2.06×1.375)=4.3825となり、これを4点台のボックスに配置して見やすくしているという次第です。
従って予想に際しては、この数値が大きい数字が狙い目となります。ところが各数字には出現率があります。[3]の場合、出現率は0.194で平均値を下回っていますから出現する余地は十分と言えそうですが、念のためシ-ト[Level]で確認します。これで見ると最大値が0.228で最小値が0.167ですから、まだまだ出現の可能性は大といえます。このブロックでの問題は非出現回数が23回に達している[1]をどう考えるかです。出現率は当然のように0.182にまで低下していますが、シ-ト[Level]で確認してみると最小値が0.175となっており、そろそろ下限に近い事がわかります。予想作業は、こうして一つひとつの数字をチェックしてゆくことになりますが、例えば[1]をマークすると決めたとすると、相性の良い数字は何だろうということで、今度はシート[Match]で確認してみます。すると皮肉なことに隣りのブロックで最も有力数字となっている[37]を除く数字ならOK!という統計データを知ることになりました。
以上、本ソフトの簡単な活用例を紹介しましたが、これを参考に自由にご活用ください。